1958-03-25 第28回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第3号
○大川光三君 入国管理局長にわざわざおこしをいただきましたので、先ほどの質問を繰り返していたしますが、昨年十二月に成立いたしました日韓抑留者相互釈放協定に基いて、すでに国内釈放をされた朝鮮人の刑余者は全部で何人であったか、それと、その釈放された刑余者の中で、再び罪を犯して逮捕された者が何人あるかということ、それといま一つ、一体それらの再犯者の犯罪名はどういうように区分されておるかという点、さらに、現在
○大川光三君 入国管理局長にわざわざおこしをいただきましたので、先ほどの質問を繰り返していたしますが、昨年十二月に成立いたしました日韓抑留者相互釈放協定に基いて、すでに国内釈放をされた朝鮮人の刑余者は全部で何人であったか、それと、その釈放された刑余者の中で、再び罪を犯して逮捕された者が何人あるかということ、それといま一つ、一体それらの再犯者の犯罪名はどういうように区分されておるかという点、さらに、現在
○大川光三君 よくわかりましたが、ただ、相互釈放協定というものを日本側が完全に履行したのだということであります以上は、現在、朝鮮に抑留されておりまする邦人漁夫の返還ということと交換条件で生活保護法を朝鮮の釈放された刑余者に適用するというのではないと、かように私は承知いたします。
○大川光三君 数字的によくわかりましたが、そこで、進んで伺いますことは、この昨年の抑留者相互釈放協定と申しますか、この協定に基く日本側の義務というものは完全に履行したのでありましようか、伺いたいと思います。
○岸国務大臣 釈放協定というものについて交渉しているという状態ではありません。今私がお答えしたように、釈放問題を日韓のあらゆる懸案問題に先んじて、別個にこれを解決しようということで話し合っておりますので、今申しましたように、韓国側もその方針を最近においては根本方針としては認めてきております。ただ釈放に関連して多少懸案の点があるのでありまして、それを今両方で話し合っておるという状況であります。
日本の外人登録、出入国管理令その他でいろいろ問題があるが、抑留者については抑留者の釈放協定というものによって、これを一つ早急に解決したい。日本政府と目下この協定について相談中であると言われておりますが、岸外務大臣からその見通しと模様について伺いたいと思います。